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保険料を月1万円節約する方法:FPが実践する保険の見直し術

📅 2026年5月17日 ⏱ 約4分で読めます 👨‍💼 髙月 義照(FP)

📋 目次

家計の中で「見えない固定費」として膨らみやすいのが保険料です。「入っているけど中身がよくわからない」「なんとなく解約できない」という方は非常に多い。でも実は、多くの家庭で保険は過剰加入状態にあり、月1〜2万円の見直し余地があります。FPとして保険の整理をお手伝いしてきた経験から、見直しのコツをお伝えします。

1. 日本人は保険に入りすぎている

生命保険文化センターの調査によると、日本の世帯あたりの年間保険料支出は平均約37万円(月約3万円)です。これは先進国の中でも非常に高い水準です。

なぜ過剰加入が起きるかというと、主に次の理由があります:

日本には「高額療養費制度」があり、月の医療費負担が所得に応じた上限額(一般的な年収の方は月約8〜9万円)を超えた分は公的保険が負担します。多くの民間医療保険は、この制度と重複しています。

2. 不要な保険を見分ける3つの質問

保険を整理するにあたり、各保険契約に対して次の3つの質問を当ててみてください。すべてに「YES」と答えられなければ、見直しの余地があります。

  1. 質問1:公的保険ではカバーされないリスクか?
    病気・入院・労災は健康保険や労災保険で相当カバーされます。「入院1日5,000円」の民間保険が本当に必要かどうか、高額療養費制度と比べて検討しましょう。
  2. 質問2:そのリスクは「本当に起きる可能性がある」か?
    自分に関係の薄いリスク(例:独身なのに死亡保障が大きすぎる)への保険は不要です。扶養家族がいない単身者に大型の死亡保険は必要ありません。
  3. 質問3:起きた場合に「家計が破綻するほどの損害」があるか?
    保険は「頻度が低くて被害が甚大なリスク」に対してかけるものです。自己負担で十分に対応できるリスクや、貯蓄で賄えるリスクに保険は不要です。

「必要な保険」の基本は①死亡保険(扶養家族がいる場合のみ)②就業不能保険(長期間働けなくなった場合)③火災保険(持ち家・賃貸ともに必須)の3つです。これ以外は家族構成・資産状況に応じて個別判断が必要です。

3. 見直しで節約できた事例

実際にFP相談で保険を整理した事例をご紹介します。

【事例】40代夫婦(子ども2人)の保険見直し

保険の種類見直し前見直し後理由
夫の死亡保険月8,000円(終身保険)月3,000円(定期保険)子どもが独立するまでの10年だけ必要
妻の死亡保険月5,000円月0円(解約)専業主婦で収入なし。貯蓄で対応可能
夫の医療保険月4,000円月2,000円入院日額を減額。高額療養費で対応範囲確認
学資保険(2本)月11,000円月0円(解約・NISAへ移行)返戻率が低く、NISAの方が有利と判断
合計月28,000円月5,000円月23,000円の節約!

この事例では月2.3万円(年間約27.6万円)の節約に成功しました。解約した学資保険の分をNISAに回したことで、将来の教育費準備も効率的になりました。

学資保険の返戻率は通常105〜110%程度ですが、インフレを考慮すると実質的にほぼゼロリターンです。NISAで年率5%で運用できれば、15年後の資産は同じ掛け金でも約2倍近くになります。

FPまとめ

保険の見直しは「節約」と同時に「家計を最適化する」チャンスです。不要な保険を整理して浮いたお金をiDeCoやNISAに回すことで、「守る」と「増やす」を同時に達成できます。

見直しのステップは:①現在の保険証券を全部集める → ②3つの質問で仕分け → ③FPに相談して客観的な判断をもらう、が最も確実です。保険の解約・見直しに不安がある方はぜひお気軽にご相談ください。

👨‍💼
髙月 義照(FP) ファイナンシャルプランナー|岡山
この記事を読んで、お金のことで気になることはありましたか?気軽にご相談ください。

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