「子どもの教育費、どうやって貯めればいい?」——子育て世帯からよく聞かれる相談です。昔から定番だった学資保険のほかに、今は新NISAという強力な選択肢も登場しました。何が正解かは家庭の状況によりますが、FPとして正直に比較した上でご提案します。

教育費はいくら必要か?リアルな数字

文部科学省の調査をもとに、幼稚園〜大学まで全て公立の場合と全て私立の場合の目安をまとめます。

最もお金がかかる時期は大学進学前後です。高校3年生〜大学1〜2年生の間に集中して支出が発生します。子どもが生まれたら、「18年間で大学進学費用として最低200〜300万円」を目標に計画を立てるのが現実的です。

💡 奨学金を利用する場合でも、入学金・初年度の前払い学費は奨学金が間に合わないことが多いです。手元に100〜150万円程度の教育費専用資金は確保しておきましょう。

学資保険:メリット・デメリットを正直に解説

学資保険は昔から教育費積立の定番でした。しかし、現在の低金利環境では注意が必要です。

メリット:

デメリット:

FPの見解:学資保険の保障機能(育英年金機能)に価値を感じるなら検討の余地はあります。ただし純粋な教育費積立としての効率は低く、運用面では新NISAのほうが有利です。

新NISAで教育費を積み立てる戦略

2024年から始まった新NISAは、教育費積立にも活用できます。ポイントは「いつ使うか」を明確にしておくことです。

新NISAを教育費に使う場合の基本戦略:

  1. 子どもが0〜10歳:積極的に積み立てる(長い運用期間が取れる)
  2. 11〜15歳:徐々にリスクを下げていく(使う時期が近づくにつれ安全資産へシフト)
  3. 16〜18歳:必要な分を取り崩していく

⚠️ 注意:新NISAは価格変動があります。入学直前に株価が大きく下落するリスクがあるため、使う2〜3年前から現金や預金への移行(リバランス)を検討してください。

3つの方法を比較:学資保険 vs 新NISA vs 預金

比較項目 学資保険 新NISA(つみたて) 預金(積立)
期待リターン約0〜3%年3〜7%程度(変動)0.1〜0.3%
元本割れリスクほぼなしあり(短期)なし
税金一部非課税(満期金)利益非課税利子に課税
死亡保障ありなしなし
途中解約元本割れありいつでも可いつでも可
向いている人保障も欲しい人長期で増やしたい人確実性重視の人

純粋な「増やす力」では新NISA、「安全に確実に」なら預金、「保障も兼ねたい」なら学資保険という整理になります。

FP推奨:子どもの年齢別の最適戦略

家庭の状況によって最適解は異なりますが、一般的な指針を年齢別にまとめます。

「学資保険と新NISA、どちらが自分の家庭に合っているか」「今から始めて間に合うか」など、具体的な数字を使った提案はFPへのご相談でお気軽にどうぞ。